この記事では避妊の方法について解説していきます。避妊について正しい知識を持っていないと、望まない妊娠をして中絶手術を受けることにもなりかねません…。
この記事で紹介している避妊方法を行えば、絶対に避妊が出来るという訳ではありませんが、妊娠の確率を大きく低下させることが出来るでしょう。
セックスの経験が無い女性はもちろん、正しい避妊方法についての理解を深めたい女性も、この記事の内容をしっかりと確認してみて下さいね!
Contents
膣外射精でも安全日も妊娠する可能性はあります…!
膣内射精(中出し)をしなければ妊娠を回避できると思ってはいませんか?射精前に男性器から出る分泌液(カウパー)にも精子は含まれているのです。
コンドームを着けずに挿入しているだけでも十分に妊娠する可能性があるということです。
「外出しなら大丈夫」「安全日だからいいよ」と気軽に避妊をせず性行為をしているかもしれませんが、安全日は『絶対に妊娠しない日』ではないということを覚えておいてください。
また、望まない妊娠を防ぐためにも、一番手軽に避妊できるコンドームの使用は徹底しましょう。コンドームを着けることで性感染症を防ぐこともできますよ!
コンドーム以外にも避妊方法はいくつもありますので、次の章で一つ一つの避妊方法を紹介していきますね。
5つの避妊方法のメリット・デメリットを紹介!
続いて、5つの避妊方法についてそれぞれ詳しく紹介していきます。
コンドームのような男性主導の避妊方法もありますが、女性主導で取り組める避妊対策もあるので、彼氏が言うことを聞いてくれない女性もご安心下さい!
①:コンドーム
皆さんご存知のコンドームです。男性が着けるものですので、もちろん男性の協力そして理解が求められます。
薬局やコンビニで買える手軽さがあり、その他の避妊対策に比べて費用が安いことがメリットとしてあげられます。しかしデメリットとして、装着のミスにより外れてしまったり、破損する可能性があります。
正しく装着していれば避妊具、そして性感染症を予防することができます。正しい使い方はご存知でしょうか?男性器が勃起した直後に装着し、射精後はすぐに後処理をすることが大切です。
②:低用量ピル
正しい服用をすることでほぼ100%の避妊ができます。コンドームとは違い、女性主体で避妊が出来ることが大きな特徴です。
ほぼ100%の避妊ができますが、デメリットも存在しています。まずコンドームと比べ、費用が高く年間2万5千円程度かかります。
また、血栓症のリスクが上がりますし、服用後頭痛やめまいなどの副作用が出る方もいらっしゃいます。
しかし、月経痛や月経不順などに悩んでいる方には、正常化していくというメリットもあります。
③:基礎体温法
妊活にも使われる基礎体温法です。朝、寝起きの状態で体温を測り毎日記録してくことで、排卵期・月経時期を予測することができます。最近では、記録用のアプリなども出ていますのでうまく活用すると良いでしょう。
副作用もなく、お金もかかりませんが、妊娠する可能性が低い日に性行為を行ったからといって妊娠の可能性が無くなるわけではありません。
『安全日』は存在しないので、他の避妊方法の補助として使うようにしましょう。
④:IUS(子宮内システム)
子宮に避妊用具を装着することで黄体ホルモンを放出させるものです。IUSは婦人科で医師による装着が必要です。また、除去の場合も同じように医師に除去してもらう必要があります。
装着をする前には子宮の位置や性感染症にかかっていないかなどの確認をします。装着してから数か月は、多くの女性に生理ではない出血が見られるそうですので注意が必要です。
IUSを使用後は生理時の出血が減り、生理痛の軽減効果があるそうです。また、女性主体の避妊方法になるので女性としては安心ですね!
⑤:IUD(子宮内避妊器具)
子宮内に小さな器具を入れ受精卵の着床を防ぐものです。欧米ではとても主流な避妊方法ですが、日本ではまだあまり浸透していません。
また、出産経験の無い女性はリスクがあるとされていることから経産婦のみの処置となっています。こちらもIUSと同様に、医師による装着・除去が必要となります。
一度装着することで2年~5年避妊可能ですし、薬ではないので飲み忘れる心配も無いので安心です。IUSは生理時の出血が減りますが、IUDは生理時の出血が増えることが特徴とされています。
性交渉の後でも間に合う?アフターピルで緊急避妊
- コンドームを使わずにセックスしてしまった場合
- コンドームが破れていた場合
- ピルを飲み忘れてしまった場合
このような場合には、緊急避妊が出来るアフターピルを、性行為から72時間以内に服用しましょう。
アフターピルは産婦人科で処方されますが、100%避妊できる訳ではありません。アフターピルでの避妊確率は約80%と言われています。
前のパートで紹介した避妊方法を徹底するとともに、もしも万が一の場合にはアフターピルを使うようにしましょう。
アフターピルは体への負担が大きいので、無計画な膣内射精を行い、その度にアフターピルを飲むというようなことが無いように…。
避妊の対策方法についてまとめ
様々な避妊対策について紹介してきましたが、望まない妊娠を避けるために、この記事で紹介した対策を徹底するようにして下さい。
中絶手術は女性の体の負担をかけますし、精神的なストレスも大きいでしょう。
冒頭で紹介したような間違った避妊方法に惑わされないように、正しい避妊対策を行って、パートナーとの愛を深めて下さいね。